MEISSENメモ(30):マイセンの人形のご紹介

冬の子供を表現した珍しいマイセンの人形のご紹介をします。
1月のマイセンは日本よりもかなり寒く、深夜から明け方にかけてはマイナス10~15度になることも珍しくありません。この数年は温暖化の影響で、雪が少ないようですが、それでも冬の子供たちの遊びに雪は欠かせません。そこで今回は、冬の子供を表現した珍しいマイセンの人形をご紹介します。作者はマイセンのアール・ヌーヴォーを代表する造形家、アルフレッド・ケーニッヒ。いずれも20世紀初頭に原型が作られました。子供たちを観察する優しいまなざしが特徴です。

人形「雪靴を履いた少女」、サイズ:高さ約16cm(商品番号:73661/900100)



人形「雪玉を投げる少年」、サイズ:高さ約13cm(商品番号:73394/900100)



人形「雪玉を避ける少女」、サイズ:高さ約13cm(商品番号:73380/900100)

*人形「雪靴を履いた少女」は、「マイセン倶楽部」が会員様に毎年お送りしているクリスマスカードの2015年度版の表紙の絵柄になっています。
*「マイセン倶楽部」は、マイセンの魅力を皆様にお伝えするため、本国ドイツの情報はもちろん、日本事務局による独自のサービスや活動を行っています。マイセン倶楽部の内容や入会のご案内につきましては、コチラをご覧ください。

MEISSEN 2015年世界限定作品:ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」をご紹介します。

ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」

ゴツコフスキー デジュネ「イタリア喜劇」*世界限定25点
このサーヴィスセットは、ベルリンの豪商ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)の注文によって1741年にデザインされました。ゴツコフスキーは、装身具や宝石の商人として自分の工房を持ち、フリードリッヒ大王(1712-1786)の宮廷御用達という昇進を遂げていました。一代で財を成したゴツコフスキーは、「磁器病み」を自称したアウグスト強王(1670-1733)と同じく磁器と美しい芸術に取り付かれていました。当時の流行のように、このサーヴィスセットもレリーフと花で装飾されています。新しい解釈によって、このセットにはイタリア喜劇の登場人物たちが描かれました。ヴェニスを背景に、夕日に長い影を落とすイタリア喜劇の人々は、マイセンにとって一つのテーマであり、それは長い伝統となりました。「コメディア・デラルテ」と呼ばれるイタリア喜劇は、イタリアの民衆劇から生まれ、登場人物は仮面をつけ、役柄によってその性格が決まっています。バロック様式の時代の王侯貴族たちは、このイタリア喜劇を大変好みました。もともとの中心地はナポリとヴェニスでしたが、旅芸人たちは即興で路上でも喜劇を演じたものです。ここに描かれている人々もその仕草に倣っています。普通の民衆に属するアルレッキーノ、民衆と争う上流階級。傲慢や思い上がりで面白おかしく争います。美しい色彩のコスチュームや、それぞれのキャラクターが身に着ける仮面や仕草が、偉大な造形家ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(1706-1775)やペーター・ライネッケ(1717-1768)までも魅了し、すべての登場人物が磁器の人形になりました。フランス革命によって幕を閉じた「コメディア・デラルテ」。バロック様式のデジュネに描かれた新しいデザインは、今、見る価値のある新しい「演出」を得ました。商品番号:29A284/C0801

MEISSEN 2015年世界限定作品:プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」をご紹介します。

プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」

プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」*世界限定100点
ヨハン・ルドルフ・ヘンチェル(1872-1951)のモチーフによるコレクションシリーズに、エルベ河の水面に姿を映すマイセンのアルブレヒト城が加わりました。「ヘンチェルの子供たち」で知られる弟のユリウス・コンラート・ヘンチェルと共に、ルドルフ・ヘンチェルはマイセンのアール・ヌーヴォーを代表するアーティストです。通称「翼のモチーフ」と呼ばれる文様をはじめ、彼らが作り出した装飾の数々は、ドイツ アール・ヌーヴォーのイコンとも言うべきものです。ヨハン・ルドルフ・ヘンチェルの絵には、彼がそこで多くの自由な時間を過ごしたエルベ河の景色への愛が感じられます。それは静かなシーンです。光が景色を色の内に覆い、見る人に特別な魔法をかけます。下絵と上絵が共鳴し合うことで、この特別な雰囲気が表情豊かに際立っています。ヘンチェルの絵の大部分が、僅かなメランコリーを感じさせるのに、ドイツ最古のアルブレヒト城は太陽の光に輝いています。マイセンの印象を明るく描いたヘンチェルは、まさに正しかったと言えるでしょう。なぜならば、マイセン磁器製作所が300年の記念を迎えた時も、この磁器の城は再び栄光に輝いていたからです。サイズ:約25.5×25.5cm、商品番号:53N53/933384


*マイセンの製品は、マイセンオンラインショップ や、アマゾン「MEISSEN MANUFACTORY SINCE 1710 」
楽天市場「マイセン磁器日本総代理店」 、または、マイセン リーガロイヤルショップ全国主要百貨店 でお求めいただけます。





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