300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
デジュネ「金の庭」*世界限定50点
紅海沿岸の町、アル・ムーカにちなんでモカと名付けられたアラビアのコーヒー豆は、ヴェニスを経由して17世紀にヨーロッパに入ってきました。コーヒーを飲むことは、当時流行したトルコのモードや、メルヘンのようなオリエントの華やかなファンタジーと共に高価な器を趣味良く彩りました。それに合うポットがマイセンでできたのは、1735年のことでした。そのうちの一つが、このデジュネセットの中央に、まばゆいばかりの高価な金をまとって登場しています。この金彩の方法は近年用いられているものです。23金のマットな面から繊細な文様が輝くように浮かび上がっています。このモチーフのヒントになったのは、16世紀のインドの書籍にあった挿絵で、花や草むら、木々、鳥たち、そして岩などのあるエキゾチックな庭が理想的に表現されています。コバルトブルーの染付による縁飾りは焼成中磁器の中に深く入り込み、きらびやかな金装飾を効果的に取り囲みます。それはポットの大きな面やタブレット全体、そしてソーサーにも施されて、小さなカップの上でも呼応しています。コーヒーを心から味わうことを楽しむことを知っていた時代への華麗な追憶と言えるでしょう。(商品番号:82A884/C5525、カップ:容量約60ml、ポット:容量約900ml、トレイ:約37X28cm)
メディア情報:Richesse No.17
出版社名:ハースト婦人画報社
2016年9月28日発売号
Richesse(リシェス)ウェブサイト
『リシェス』は、フランス語で「裕福」、「豊かさ」を意味する
タイトルに相応しく、本物かつ極上の情報を
トップクラスの富裕層の方々へお届けしています。
376ページの「Time for a Treat」に、
テレジアンタールのグラス
「バッカス ブルー」と「バッカス グラヴィール」が掲載されました。
◆「バッカス ブルー」
国立マイセン磁器製作所とテレジアンタールのコラボレーションで、テレジアンタールのロゴと、マイセン磁器の双剣マークがはいっています。19世紀の歴史主義を代表する古典的なフォームに、ロゼッタとお揃いのリボンが巻かれています。伝統と同時に洗練されたモダニズムも感じられ、まさにテレジアンタールを代表するシリーズです。バッカスとは、ローマ神話の「ぶどう酒の神様」。脚がないタイプで、食卓の雰囲気を変えるのにぴったりです。掲載されたワインタンブラー(大)の他に、 リキュールタンブラー、ワインタンブラー(小)、シャンパンタンブラー、 ゴブレット、ボウル(小)、ボウル(大)の全7アイテムがあります。
◆「バッカス グラヴィール」
このシリーズも国立マイセン磁器製作所とテレジアンタールのコラボレーションで、テレジアンタールのロゴと、マイセン磁器の双剣マークがはいっています。19世紀の歴史主義を代表する古典的なフォームに、テレジアンタール伝統の小鳥と花がグラヴィールされています。伝統と同時に洗練されたモダニズムも感じられ、まさにテレジアンタールを代表するシリーズです。バッカスとは、ローマ神話の「ぶどう酒の神様」。脚がないタイプで、食卓の雰囲気を変えるのにぴったりです。アイテムの種類も掲載されたワインタンブラー(大)の他に、 リキュールタンブラー、ワインタンブラー(小)、シャンパンタンブラー、 ゴブレット、ボウル(小)、ボウル(大)の全7アイテムがあります。
グラスの底面には、国立マイセン磁器製作所とテレジアンタールのコラボレーションの証として、マイセン磁器の双剣マークと、テレジアンタールのロゴが入っています。
MEISSEN 2016年世界限定作品:貼花花瓶
300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
貼花花瓶*世界限定25点
丸みを帯びた優しいフォームに貼り巡らされた小さな花々よりも、この花瓶を美しく飾る生花はないことでしょう。これは、マイセンの色絵用顔料の開発がまだ初期段階に過ぎず、立体的な飾りが主であったマイセン黎明期の芸術的創造物です。ヨハン・グレゴリウス・ヘロルト(1696~1775 )によって16色の焼成に耐える顔料が開発されて初めて、細かな絵付が可能になりました。そしてシノワズリーや港湾風景、インドの花と呼ばれる花文様が描かれるようになりました。それから間もなく、植物学者や昆虫学者がそのエキゾチックな発見を銅版画などに著し、マイセンの絵付師たちに多くの刺激を与えたのです。すでに18世紀にはマイセンは数多くの彩色された銅版画を所有していました。花瓶の上に立体的につけられた花頭が磁肌に描かれた花を開花させ、それによって絵付と造形の芸術が一つになっています。間を飛び交う蝶がアクセントになり、高カラットの金で彩られた縁が芸術的な枯れることない花の輪舞を枠取っています。(商品番号:82800/908284、高さ:26cm)