出版社名:ハースト婦人画報社
2017年10月1日発売号
婦人画報ウェブサイト
年齢を重ねるほどに咲き続ける知的で美しい女性。
『婦人画報』はそんな女性のために、
ファッション、美容、健康、旅などをテーマに、
上質な人生のヒントをお届けしています。
119ページの「FUJINGAHO RECOMMENDS」に
マイセンのペンダントが
掲載されました。
身につけるマイセン磁器の「ペンダント」
マイセンから磁器でつくられた「ペンダント」が登場しました。マイセン磁器の生みの親、アウグスト強王は、宝飾品のコレクターでもありました。その高価なコレクションは、現在でもドイツ、ドレスデンにあるアウグスト強王の宝物館「緑の天井」に保存されています。国立マイセン磁器製作所はこのような歴史的背景をふまえ、磁器のペンダントトップを発表。ペンダントトップのモチーフは、親しみやすい「動物」です。可愛いパンダ、パグ犬、コアラ、ペンギンをはじめ、縁起のよいフクロウ、カメ、スカラベ、タツノオトシゴなど11種類。カラーは、ナチュラル、カラフル、金彩、そしてマイセンの絵柄「散らし小花柄」の4パターンです。形もボリュームのあるフルタイプと、身体になじむフラットなハーフタイプの2種類があり、全83種類のペンダントトップが登場しました。
デザインを手掛けたのは、現代マイセンの造形の名手、ヨルク・ダニエルチュクの高弟たち、マクシミリアン・ハークシュトッツ、ユディット・レーネルト、マリア・ヴァルターの3名。それぞれの動物の特徴を生かし、リアルな動物表現を得意とするマイセンならではの小さな磁器の動物を身につけてお楽しみください。
*左上から
「ノーブルスキャタードフラワー」シロクマ(フル)、品番:MPJ20FAB3311、縦3.1×横4.6×厚さ1.8cm
「ネイチャーライト」パンダ(ハーフ)、品番:MPJ20AC2603、縦3.3×横1.9×厚さ1.0cm
「ゴールド」タツノオトシゴ(ハーフ)、品番:MPJ20FAG2308、縦3.6×横1.9×厚さ1.0cm
「モトリー」カエル(フル)、品番:MPJ20FAM3301、縦3.7×横2.2×厚さ.1.6cm
「ネイチャーライト」フクロウ(ハーフ)、品番:MPJ20AC2505、縦3.4×横1.7×厚さ1.0cm
「ノーブルスキャタードフラワー」ペンギン(ハーフ)、品番:MPJ20FAB2309、縦3.4×横1.7×厚さ1.0cm
「ノーブルスキャタードフラワー」カメ(フル)、品番:MPJ20FAB3310、縦3.9×横3.2×厚さ1.2cm
「モトリー」スカラベ(ハーフ)品番:MPJ20FAM2300、縦3.8×横2.4×厚さ1.1cm
ゾウ(ブルー)、 品番:78M25/90A297、縦3.2×横3.6×厚さ1.7cm
パグ(ライトブルー)、品番:78M23/90A274、縦3.4×横3.4×厚さ.2.1cm
*マイセンのペンダントトップの一覧は、コチラでご覧いただけます。
*マイセンの製品は、全国主要百貨店 、またはマイセンのオンラインショップ(今春4月オープン)でお求めいただけます。
MEISSEN 2017年世界限定作品:花瓶「誘拐」のご紹介
300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
花瓶「誘拐」*世界限定25点
磁器の発明以前、金銀細工師が宮廷の食卓をきらびやかなものにしていました。マイセンの製作所初期にも、彼らは宮廷銀細工師ヨハン・ヤーコプ・イルミンガー(1635-1724)の指導のもと先頭に立っていました。ベトガー炻器によるこの初期の花瓶は明らかにそのルーツを思い起こさせます。それはオリエント世界から来た金属製のデカンタでした。ハインツ・ヴェルナー教授(1928-)による世界的に有名な絵柄「アラビアンナイト」が湾曲部分と古い形の塔のように長い首の周りに戯れています。明朗さと軽やかさが、マイセンで50年以上、100種類の装飾と数多くの名品を創り出した、この国際的に認められたアーティストの作品を際立たせています。彼のデザインに従って純金で描かれた「アラビアンナイト」は完全に新しいものです。これは現代的で卓越した磁器の絵付と極めて伝統的な手工芸の芸術との橋渡しとなります。金の絵付によるこの特別な挑戦は、その挑戦が明暗のニュアンスをつけることを許さないことにあります。マイセンの白い磁器がすでに1720年代に描いていた「黄金の中国人」に、さらに新たな広がりが与えられました。絵付師、エルケ・ダンネンベルクは暗い色のベトガー炻器の花瓶に絵付を断念し、その代わりに切り絵に似た絵付の技術を高め、その繊細な技法でシルエットのような人物を詳細に認識させます。眠っている番人が王女の誘拐に気づいたときにはすでに、彼女は王子とともに雲の中へ逃げ去っています。「アラビアンナイト」の作品中の誘拐、それはメルヘンのような芸術作品なのです。(原型:18世紀初め、絵付:エルケ・ダンネンベルク、品番:85922/681884、高さ:約45cm)
エルケ・ダンネンベルク氏 プロフィール
Elke Dannenberg
1970年4月12日マイセン生まれ。1986年から1990年まで、国立マイセン磁器製作所の養成学校で学び、その優れた才能から、1992年、「現代人物画絵付部門」に配属され、ヴェルナー教授のデザインによる現代マイセンの絵柄を描くようになりました。ヴェルナー教授の高弟ヴォルフガング・ワックスの指導のもと、1999年から2007年まで絵柄の開発にも携わり、2010年には「マイスター」となって、後進の指導にもあたっています。ヨーロッパだけでなく、アメリカやドバイでも実演を行ない、好評を博しました。
*2017年世界限定作品のコレクション一覧は、マイセンサイトでご覧いただけます。
MEISSEN 人形「ヴェネチア紀行シリーズ」のご紹介
マイセンには、豊かな表現力で世界中のコレクターを虜にしてきた「人形」のジャンルがあります。今回は造型の第一人者、ペーター・シュトラングによる「ヴェネチア紀行シリーズ」をご紹介します。新婚旅行の様々な場面を描いたシリーズで、花嫁と花婿の素敵な旅の様子を伝えています。
左から
*「車」
ドライブを楽しむ花嫁と花婿。きっと二人を幸せな未来へと導いてくれるでしょう。(品番:90652/650094、高さ:約16㎝)
*「馬車」
幸せそうな花嫁と花婿が馬車に乗ってヴェネチアの町を進んでいきます。(品番:90653/650094、高さ:約19cm)
*「舟(ゴンドラ)」
仮面をつけて優雅に水路を進む花嫁と花婿。ロマンチックな思い出になるでしょう。(品番:90651/650094、高さ:約18cm)
ペーター・シュトラング(Peter Strang)
1936年、ドレスデン生まれ。14歳でマイセン磁器製作所に入り、4年間修業した後ドレスデン造形大学でさらに4年間造形を学ぶ。1960年、マイセン内に設立された「芸術の発展を目指すグループ」の設立メンバーに。以来50年以上にわたりトップアーティストとして活躍。2000年、ザクセン州功労賞受賞。80歳の現在でも創造性豊かな作品をマイセンに提供している。
*マイセンの製品は、全国主要百貨店 、またはマイセンのオンラインショップ(今春4月オープン)でお求めいただけます。