新作「アラビアンナイト」誕生50周年記念コレクションのご紹介をします。
マイセンは多くの文学作品を磁器の中に取り込んできました。
その中のひとつ「アラビアンナイト」は、「千夜一夜物語」に想を得たシリーズです。
このシリーズは、アーティスト、ハインツ・ヴェルナー教授の代表作であり、現代マイセンの「古典」とも称されています。
シリーズ誕生から50年、またヴェルナー教授の90歳を記念し、
物語の中から「アラジンと魔法のランプ」をテーマにしたリミテッド・エディションと新作の数々が発表されました。
このコレクションは、主要百貨店で開催されております「マイセン展」で順次ご覧いただけます。
「マイセン リーガロイヤルショップ」からのご案内③
「マイセン リーガロイヤルショップ」では、
マイセン伝統の装飾「スノーボール」をはじめとした
貼花装飾を特集しています。
マイセンの芸術的なコレクションをご覧いただけますので、
この機会にぜひお越しください。
大阪市北区中之島5-3-68 リーガロイヤルホテル1階
TEL/06-6449-0663
営業時間/10:00~19:00
定休日/毎月第3水曜日
https://www.meissen-jp.com/shoplist/
「貼花装飾」とは、花瓶、壺、カップ、人形などに花や葉などを立体的にあしらった装飾のことです。
なかでも「スノーボール」装飾は、1739年からマイセンで作られている特別な装飾です。
それは、マイセン磁器の生みの親、アウグスト強王の息子、アウグストⅢ世の
「最愛の王妃、マリア・ヨゼファに枯れない花を贈りたい」という願いから生まれました。
マイセンの偉大な造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは、
この命を受け白いガマズミの花でマイセンのさまざまなアイテムを飾り、その技術と伝統は今日まで生き続けています。
「スノーボール」は、英語で「雪の玉」という意味のほかに「ガマズミの花」を意味しています。
またこの装飾は「究極のロココ」ともいうべきもので、実用面よりも完璧に施した装飾がみどころです。
蓋付花瓶「スノーボール」
立体的なスノーボール装飾が施されたひときわ存在感のある花瓶。
輝く白磁の美しさも堪能できる作品です。
(品番:000080/82351、高さ:約52cm)
・スノーボール ミニボトル
香水などを入れるのに用いられたミニボトル。(品番:82M06/90A334、高さ:約11cm)
・スノーボール花瓶
スノーボール(ガマズミの花)が花瓶いっぱいに施されています。(品番:82321/900100、高さ:約14cm)
・スノーボール花瓶
首の部分と底部の金彩が全体を引き締め、高貴な印象を与えています。(品番:82315/90A324、高さ:約19cm)
・スノーボールボックス
ロココ調の足が特徴の卵型ボックス。(品番:82384/900380、高さ:約16cm)
・スノーボール花瓶
ガマズミの花に金彩が施された逸品。(品番:82316/900300、高さ:14.5cm)
・スノーボールボックス
さまざまな用途が考えられるボックス全体にガマズミの花が咲いています(品番:82356/90A337、高さ:約6cm)
ティーデジュネセット「虫たちと花」
素晴らしい貼花で覆われたこのアンサンブルは、汲めども尽きぬ自然の創造力が科学と芸術に結びついた様を見せています。
植物と昆虫という自然界の共生が、磁器絵付と造形技術の実り豊かな対話として示されているのです。
正確に観察された自然が、フォームと色彩のうちに完璧に反映されています。
このような作品は、マイセンでは1740年以来作られてきました。
繊細な表現の手本となったのは、マリア・ジビラ・メーリアンがすでに17世紀末頃著していた
蛾類・蝶類の変容についての研究に見られるグラフィックな挿絵でした。
本作品ではマイセン磁器製作所の芸術がまったく自然な形で一体化しています。
マイセンを愛して下さる方々にとって、大きな「目の楽しみ」となることでしょう。
(商品番号:20A084/C8201、世界限定50点、トレー長径:約30.5㎝)
MEISSENメモ(72):「ブルーオニオンの秘密」その3のご紹介
「ブルーオニオンの秘密」その3をご紹介します。
「柘榴」(オニオン)と「桃」と「花」の配置とその数をご覧ください。
この図案には、隠された「数」の秘密があります。
柘榴、桃、花の3つの柄は
それぞれ正方形に配置されています。
正方形(4角形)が3つできることで
生じる数、4×3=12。この「12」の数は、
半日の時間や1年の月、
そして星座の十二宮にも通じる、時の完全な調和を表します。
また、「3」は宇宙の三つ組である
「天・地・人」「誕生・一生・死」「初め・中間・終わり」
「過去・現在・未来」とみなされています。
そして3の倍数で12の半数である「6」は、
天地創造の6日目に神がアダムを創ったことでもわかるように
「創造の数」とされています。
「ブルーオニオン」でおもてなしをする時に、このような秘密のお話しを披露してみてはいかがでしょうか。
話題も広がり楽しいひとときになることでしょう。