出版社名:文化出版局
2019年11月7日発売号
ミセスウェブサイト「ミセスplus」
創刊1961年、『ミセス』は毎日の暮らしに
美しさ、豊かさを求めるすべての大人の女性に上質な情報を、
洗練されたビジュアルでお届けしている女性誌です。
92~99ページの「会話が弾む テーブルウェア」で、
マイセンの蓋付カップ「ワインリーヴ」が紹介されました。
「ワインリーヴ」として親しまれている「常緑のブドウの輪飾り」は、1817年にヨハン・ザミュエル・アルンホルトがデザインしました。
ブドウの葉が円を描き、「永遠」を象徴するという意味があります。
蓋の蕾のつまみが愛らしいカップは、香りや熱を逃がさないですので、お茶を美味しくお楽しみいただけます。
またジャムやクリーム、デザートなどにもお使いいただけます。
「マイセン リーガロイヤルショップ」からのお知らせ⑨
「マイセン リーガロイヤルショップ」では、「鳥の絵柄」を特集しています。
ショップでは、1733年からマイセンで描かれている
伝統の「鳥の絵柄」を特集しています。
プレートやマグの新作をはじめ、ティータイムセットや花瓶など、
さまざまなアイテムを取り揃えています。
鳥の絵柄を描くためには高度なデッサン力と表現力が
必要とされています。
また花柄との相性が良いので、
この機会にドイツの森に遊ぶ美しい鳥たちの姿をご覧ください。
マイセン リーガロイヤルショップ
大阪市北区中之島5-3-68 リーガロイヤルホテル1階
TEL/06-6449-0663
営業時間/10:00~19:00
定休日/毎月第3水曜日
MEISSENメモ(77):人形「イタリア喜劇」のご紹介
人形「イタリア喜劇」をご紹介します。
16世紀中頃にイタリアで始まった
イタリア喜劇「コメディア・デラルテ」。
17世紀末から18世紀中頃にかけてヨーロッパに広がり、
パリでも流行っていました。
決まった登場人物たちが、
仮面や衣装を身に着けて演じるこの劇は
ドイツの宮廷でとても洒落たものとされ、
アウグストⅢ世が新しい一座を作らせたほどでした。
1770年代初め、天才造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーが
12体のイタリア喜劇の人形を制作した時には、
「コメディア・デラルテ」への世間の熱狂は
とっくに収まっていました。
それにも関わらずケンドラーがこの新しいテーマに向き合ったことは、彼がそれぞれの役どころに魅了されていたことを
物語っています。またこの人形は、広がりつつあった擬古典主義の影響を受けています。
それは台座のレリーフ装飾や衣装、ポーズに、「古代」への立ち返りとして現れています。
ケンドラーの初期の作品と比較すると、動きは抑えられ、まとまりある輪郭により複雑なねじれや大げさなジェスチャーは
省かれています。