MEISSENメモ(80):マイセンの「リモージュ風絵付」のご紹介

マイセンの「リモージュ風絵付」をご紹介します。
 
白い顔料を薄く塗り重ねてモチーフを描いていく「リモージュ風絵付」。
フランスで生まれマイセンで花開いた技法で、限られた絵付師にしか使いこなせない
非常に高い技術を必要とするものです。
元は金属をエナメルで装飾する時に用いられていたもので、
絵付師はこの技法を用いて見事に不思議な半透明の絵付を生み出しました。
白い顔料が施釉された黒や深い青色の磁器の上に一層ごとに描かれ、
層の厚さに応じて絵付は半透明に見えたりします。
そして魅力的な立体感が生まれます。
1893年にシカゴ万博へ出展するために「宝石箱」という作品が作られ、
1999年にそのレプリカを制作するときに、初めてこの絵付技法が使われました。
絵付師にとって特別な挑戦でしたが、新たな完璧な作品を作り出したのです。
 

世界限定25点
卵型ボックス「楽を奏でる妖精」
品番:52774/27A184、高さ:約16.5cm
1850年頃に生まれた愛らしい脚付の卵型ボックスに、横笛を吹く妖精を描いた作品。
珍しい黒の地色に「リモージュ風絵付」で、
草花や妖精の羽を繊細に描き分けました。

世界限定50点
ボックス「ハチドリ」リモージュ風絵付
品番:52088/261574、径:約10cm
「リモージュ風絵付」のボックスにプラチナでアクセントをつけ、シックでエレガントに仕上げました。

世界限定25点
花瓶「フローラと天使」リモージュ風絵付
品番:51232/273884、高さ:31cm
「リモージュ風絵付」が施されています。
花瓶の前面には花と若さの象徴である女神フローラ、
そして後面には音楽を奏でる天使が繊細極まりないタッチで描かれ、
光と影の戯れによって趣豊かな陰影が生まれました。


メディア情報:なごみ

出版社名:淡交社
2019年3月28日発売号
なごみウェブサイト

なごみ 4月号 表紙

 
 
『なごみ』は、茶道や日本文化愛好者に
「茶のあるくらし」を提案している月刊誌です。
 
29~33ページの「見立て道具をお買い物」の
31ページにて「茶巾筒」として
マイセングラス「バッカス ロゼット
リキュールタンブラーが紹介されました。



「バッカス ロゼット」 リキュールタンブラー
ピンク(品番:BAC/800510P)、ブルー(品番:BAC/210510)
各高さ 約5cm 、容量 約50ml



マイセンの剣マークと
テレジアンタールの王冠マーク

*バッカス ロゼット
マイセングラス「バッカス ロゼット」は、
国立マイセン磁器製作所と
ドイツのガラスウェアブランド「テレジアンタール社」が
コラボレートしたシリーズです。
マイセン磁器とテーブルコーディネートするためのアイテムとして
誕生しました。
「バッカス」とはローマ神話に登場する「ブドウ酒の神様」のこと。
19世紀の歴史主義様式を代表する古典的なフォーム、
そこに施された「ロゼット」(バラの形の装飾)とリボン、
そして脚のないデザインが特徴です。
この「ロゼット」や脚のないデザインの源は、
中世の時代の「レーマーグラス」です。
グラスのフット・プレートにはコラボレートの証として、
「マイセン」の双剣マークと「テレジアンタール」の王冠マークが
刻まれています。
カラーは、クリア、ピンク、ライトグリーン、アンバー、ブルーの5色あり、
アイテムは、ワイングラス、タンブラー、ボウルなど7種類あります。
また「レーマーグラス」とは、一般的に太いステムと卵型や樽型のカップ部分からなる
ワイングラスを意味します。
特徴的なステム部分の突起状の飾りは、中世の頃、ナイフとフォークを使用する習慣ができる前に、
食べ物をつかんだ油だらけの手でグラスを持っても滑らない工夫として施されたといわれています。

MEISSEN 新作
手びねり彫像「マイセンの動物園」のご紹介

新作の手びねり彫像「マイセンの動物園」をご紹介します。
マイセンのトップアーティスト、ペーター・シュトラングの高弟で、
彫塑家のジークリンデ・グローサーがデザインしました。
シマウマ、ゾウ、トラ、サル、ヒツジ、ウシの6体セットで、いずれもユーモラスに表現されています。
「手びねり」はシュトラングが考案した技法で、石膏型を使用して制作される伝統的な人形制作とは異なり、
磁土をこねて自由に作られます。
一つひとつ職人が手作りする味わいと愛らしい表情を楽しめるのが魅力です。

手びねり彫像「マイセンの動物園」
6体セット(シマウマ、ゾウ、トラ、サル、ヒツジ、ウシ)
(品番:83572/83577/6P、高さ:約5.5~7.5cm)



Sieglinde Grosser
ジークリンデ・グローサー

彫塑家、ジークリンデ・グローサー
1957年マイセン生まれ。
17歳で国立マイセン磁器製作所の養成学校に入り、
4年間造形を学びました。
1978年、卒業と同時に造形家としてスタート。
ベ トガー炻器から現代作品まで、あらゆる時代の彫像を手がけ、
今日に至っています。
1995年からは現代マイセン最高の彫塑家として知られる
ペーター・シュトラングに師事し、創造性溢れるシュトラング氏から
大きな刺激を受けてその「右腕」と言われるまでに成長。
幅広いレパート リーを誇り、
特に手びねりの分野で比類ないマイスターとして活躍中です。
 
 
 
 
*2013年に阪急うめだ本店で開催された「大マイセン展」での実演のために来日した際に、
グローサーさんに作品への思いや日本の印象などを伺いました。
そのインタビューは、コチラをご覧ください。
 


*マイセンの製品は、マイセンオンラインショップ や、アマゾン「MEISSEN MANUFACTORY SINCE 1710 」
楽天市場「マイセン磁器日本総代理店」 、または、マイセン リーガロイヤルショップ全国主要百貨店 でお求めいただけます。





  *マイセンの日本公式SNS
オンライン上でもマイセンの世界をお楽しみください。
 



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