新作「日本オリジナル 特別限定復刻作品」をご紹介します。
復刻することが困難な過去の逸品や幻の名品にアレンジを加え日本のために生まれた珠玉の復刻作品をご紹介します。
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー
18世紀、マイセン初期の偉大な造形家。
宮廷彫刻家として活躍したのち、マイセン磁器の造形家として、
膨大な数の人形、動物彫刻、食器セットなどを生み出しました。
彼の最大の功績は「原型」を作ることにより、後世の人々も同じ作品が作れるようにし、
ヨーロッパ磁器の造形の基本を確立したことです。
今に残るこの「原型」こそケンドラーをはじめとする先人の遺産であり、
マイセンの宝といえます。
エルンスト・アウグスト・ロイテリッツ
19世紀の革新的指導者。
1849年から1886年までの37年間にわたり、
マイセン磁器製作所の造形部門の責任者を務めました。
マイセンの古典的なフォームに注目し、さまざまな時代様式を組みあわせて、
新たなスタイルを生み出しました。
彼はロココ様式の復興と共に製作所のアーカイブをも甦らせました。
マイセンの古文書資料館には実に320の原型が
ロイテリッツの名前とともに記録されています。
製作所が再び世界的な名声を得る契機となった1855年のパリ万博をはじめ
数々の万国博覧会への参加も彼の主導で行われました。
ハインツ・ヴェルナー教授
20世紀のマイセンを代表するアーティスト。
マイセン近郊コスヴィヒ生まれ。1943年にマイセン製作所に入ったヴェルナーは、
早くから動物や鳥の絵付で頭角をあらわし、
1959年に「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなり、
多くの新しい作品や陶板画など磁器芸術に新境地をひらきました。
「アラビアンナイト」「サマーナイト」「ブルーオーキッド」など、
メルヘン、幻想、自然の光と影、夢、それらを生命の充溢の中に描いています。