MEISSEN 2016年世界限定作品:デジュネ「茜(あかね)色とセピアのバラのコンポジション」

300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
 
今回は、マイセンの2016年世界限定作品の中から、デジュネ「茜(あかね)色とセピアのバラのコンポジション」をご紹介します。

デジュネ「茜(あかね)色とセピアのバラのコンポジション」

デジュネ「茜(あかね)色とセピアのバラのコンポジション」*世界限定25点
昔の写真のように、繊細なバラの花がサーヴィスセットの上に花開いています。楽観主義と新しい様々なアイディアがヨーロッパ中に広まっていた1960年代の始めの、モダンデザインに目覚めたマイセンの抑制されたエレガンスをまとって。その時代、マイセンもまた大きな芸術的遺産を守りながら、特にクリエイティヴな仕事の方法を通して新しいフォームを模索していました。アーティストたちはグループを作り、彼らのアイディアを発展・実現させていきました。造型のマイスターであったエアハルト・グローサー、「裁縫師ヴィッベル」を生んだアレクサンダー・シュトルック、そしてアーティスト部門を率い、後に「グローサー・アウスシュニット」を創作したルードヴィッヒ・ツェプナーが協力してこのサーヴィスセットのフォームを作り、その名も「コレクティフ」(集団という意味)と名付けました。茜色とセピアで新しい絵付を施したのは、アネット・ヘルビッヒです。抑えた色調は、まさに今、現代のもの。この絵付の主題はバラ。マイセンがいつの時代にも描いてきた花です。優しくカーブを描くそれぞれのフォームに沿って、バラの花がサイドに描かれており、咲き誇る花の空間的な効果を上げています。セピア色の葉は写真のようにリアルで、ロマンティックにノスタルジーを感じさせます。過去の偉大な磁器芸術の時代と一体となった繊細なセットと言えるでしょう。(商品番号:138484/S2012)



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