MEISSENメモ(31):マイセン「宮廷の恋人達」群像シリーズのご紹介
「宮廷の恋人達」群像シリーズのご紹介をします。
これらの人形は、マイセン初期の偉大な造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーが作り上げました。クリノリンスカートと呼ばれる腰の張ったスカートを身に付けた貴婦人と恋人の姿を華麗に表現し、18世紀の宮廷の風景を彷彿とさせるものです。当時流行した装束がわかることから、文化史的にも貴重な作品と呼ばれています。愛を語り合うマイセンの群像は、昔も今も変わらない恋人達の姿を伝えています。
*(上左)群像「宮廷の恋人達」、品番:73067/900300、高さ:21cm、(上右)群像「スペインの恋人達」、品番:73015/900300、高さ:27cm、(下)群像「スピネット前の恋人達」、品番:73013/900300、高さ:16cm