MEISSEN 2015年世界限定作品:プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」
300年以上の長きにわたり、芸術的な名品を創り続けてきた、国立マイセン磁器製作所―。膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、すでにコレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。 芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
今回は、マイセンの2015年世界限定作品の中から、プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」をご紹介します。
プラーク 「J.R.ヘンチェルによるマイセンの印象」*世界限定100点
ヨハン・ルドルフ・ヘンチェル(1872-1951)のモチーフによるコレクションシリーズに、エルベ河の水面に姿を映すマイセンのアルブレヒト城が加わりました。「ヘンチェルの子供たち」で知られる弟のユリウス・コンラート・ヘンチェルと共に、ルドルフ・ヘンチェルはマイセンのアール・ヌーヴォーを代表するアーティストです。通称「翼のモチーフ」と呼ばれる文様をはじめ、彼らが作り出した装飾の数々は、ドイツ アール・ヌーヴォーのイコンとも言うべきものです。ヨハン・ルドルフ・ヘンチェルの絵には、彼がそこで多くの自由な時間を過ごしたエルベ河の景色への愛が感じられます。それは静かなシーンです。光が景色を色の内に覆い、見る人に特別な魔法をかけます。下絵と上絵が共鳴し合うことで、この特別な雰囲気が表情豊かに際立っています。ヘンチェルの絵の大部分が、僅かなメランコリーを感じさせるのに、ドイツ最古のアルブレヒト城は太陽の光に輝いています。マイセンの印象を明るく描いたヘンチェルは、まさに正しかったと言えるでしょう。なぜならば、マイセン磁器製作所が300年の記念を迎えた時も、この磁器の城は再び栄光に輝いていたからです。サイズ:約25.5×25.5cm、商品番号:53N53/933384