MEISSENメモ(113):マイセンの「古文書資料館」のご紹介
マイセンの「古文書資料館」をご紹介します。
国立マイセン磁器製作所には、300余年にわたる磁器制作の記録を保存している文献室「古文書資料館」があります。
一つの工房で創立当初から現在に至るまでの記録を網羅しているヨーロッパ最古の文献室といわれています。
ここには、硬質磁器の誕生までを書き残した報告書をはじめ、顔料の調合書、制作報告書など4,000冊以上のファイルや、製品写真が入った約 8,000 枚のネガガラス、約700 冊のカタログなどもあります。
またマイセンの歴史や美術史などにに関する書籍は7,000冊以上も収蔵しています。
今日でもこの貴重な資料館にある絵柄や原型収蔵庫の型を基に、300余年で培われてきた現在の最高の技術をもって復刻作品や新しいシリーズなどが作られています。