MEISSEN マイセン:マイセンが描く名作「葛飾北斎の浮世絵」のご紹介
マイセンが描く名作「葛飾北斎の浮世絵」をご紹介します。
ドイツでも良く知られた日本の名作、葛飾北斎の浮世絵「凱風快晴」と「神奈川沖浪裏」をマイセンの絵付師が伝統の技術を駆使して描きました。
そこに現代マイセンを象徴する図柄「アラビアンナイト」シリーズのカップルを加え、マイセンならではの斬新な作品に仕上げました。
空飛ぶ絨毯に乗り赤富士を優雅に眺める二人、そして小舟に乗り大波に立ち向かう二人が表現されています。
東西の伝統、過去と現在の出会いを象徴するような作品です。
アラビアンナイト
現代マイセンが生んだ最高傑作のひとつである「アラビアンナイト」。
ハインツ・ヴェルナー教授によって1966年に生まれた図柄は、ヴェルナー教授が「千夜一夜物語」に想を得て、ファンタジーを自由に繰り広げていったものです。
高い物語性と工芸性は、見飽きることがありません。
一つひとつのシーンは、ヴェルナー教授の豊かな想像力から自由に編み出されました。
かぞえきれないほどのシーンがあり、まさしくコレクターズアイテムとして今日も人気を誇っています。
ハインツ・ヴェルナー教授
20世紀のマイセンを代表するアーティスト。
マイセン近郊コスヴィヒ生まれ。1943年にマイセン製作所に入ったヴェルナーは、早くから動物や鳥の絵付で頭角をあらわし、1959年に「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなり、多くの新しい作品や陶板画など磁器芸術に新境地をひらきました。
「アラビアンナイト」をはじめ、「サマーナイト」「ブルーオーキッド」「ドラゴンメロディー」など、メルヘン、幻想、自然の光と影、夢、それらを生命の充溢の中に描いています。