MEISSENメモ(108):夜空のような「プラチナコバルト」の
絵付のご紹介
夜空のような「プラチナコバルト」の絵付をご紹介します。
プラチナとコバルトブルーのコントラストが美しい、まるで夜空の星座を描いたかのような文様。
この絵付技法は1969年頃、現代マイセンの巨匠、ヴェルナー教授と
アーティスト、ルディ・シュトレによって生み出されました。
二度の高温焼成の後にはじめて得られる深遠なコバルトブルーの上に、
高価な目の覚めるようなプラチナで鮮やかに絵付されます。
描かれているのは、現代マイセンの人気シリーズ「サマーナイト」のワンシーン「花の輪舞」に登場する
大鹿、鹿、キツネなどの森の動物。
よく見るとフォームいっぱいに描かれた動物たちは、無数の小さな花・葉・渦模様から成り立っています。
そしてその周りにも花がエレガントに散りばめられています。
カップやソーサー、プレート、それぞれ異なる絵柄が描かれているのも特徴。
夏の夜にぴったりな幻想的で豪華な作品です。