MEISSENメモ(98):アレゴリー(寓意)をテーマとした作品のご紹介
アレゴリー(寓意)をテーマとした作品をご紹介します。
アレゴリー(寓意)とは、抽象的な概念を具体的な形象によって表現する技法のことで、
14世紀の頃から美術作品に取り入れられてきたと言われています。
マイセンでは18世紀から伝統的なテーマとして作品が作られてきました。
今回はその一つをご紹介します。現代マイセンの造形を代表するアーティスト、ペーター・シュトラングが制作した
人間の五感、嗅覚・味覚・聴覚・触覚・視覚を表わした作品。シュトラングらしい見る人をほのぼのとさせる人形を、
花や動物といった伝統的なモチーフだけでなく、イヤホンなどの現代的なアイテムも用いて表現したユーモラスさが特徴です。
五感を表現した人形
ペーター・シュトラングのユニカート作品です。彼ならではのフォームとカラフルで可愛らしい衣装も見どころです。
左から
嗅覚:花の香をかいでいます。(品番:U5260/630100、高さ:約25.5cm)
味覚:アイスクリームを食べています。(品番:U5263/630100、高さ:約28.5cm)
聴覚:イヤホンで音楽を聴いています。(品番:U5264/630100、高さ:約29cm)
触覚:ウサギを触っています。(品番:U5265/630100、高さ:約27.5cm)
視覚:鳥を見ています。(品番:U5266/630100、高さ:約26.5cm)