MEISSENメモ(95):マイセンの伝統技法「クリスタル・グラズーア」のご紹介
マイセンの伝統技法「クリスタル・グラズーア」をご紹介します。
磁器制作(上絵付)の工程では、第一焼成(素焼き)の次に釉をかけ本焼成し、純白の生地に絵付し、
さらに焼成(複雑な絵付の場合は数回)し完成に向かいます。
特殊な釉薬を用いて焼成すると、窯内の炎の偶然の作用により雪の結晶のような文様が生じ、
この技法は「クリスタル・グラズーア(結晶釉)」と言われています。
古来日本や中国で珍重されてきたこの難しい技法「窯変」は、19世紀後半のヨーロッパでもさまざまな磁器製作所が試み、
20世紀初頭のマイセンで独自の発展を遂げました。
昨年この伝統技法を進化させた新作プラークが誕生しました。
クリスタル・グラズーラによる荒い表面に絵付された美しい作品には、結晶釉と絵付の見事な調和が見られます。
動物描写に優れた才能と情熱を見せるアーティスト、デトレフ・リッターが、ツンドラに棲むシロフクロウを描きました。
(品番 :90751/65C062、サイズ:約50×50cm)
ベテランのマイスター、ホルスト・ゴットシャルトのアイリスは、潔い清々しさが魅力です。金彩が美しいアクセントになっています。
(品番:90743/65C062、サイズ:約50×50cm)
(品番:90750/65C062、サイズ:約50×50cm)
リッターが得意とする森の王者、フクロウ。クリスタル・グラズーアの背景から際立つ鋭いまなざしが印象的です。