MEISSENメモ(93):王侯貴族の宮殿を照らした逸品
「シャンデリア」のご紹介

王侯貴族の宮殿を照らした逸品「シャンデリア」をご紹介します。
 
マイセンのロココ様式を象徴する逸品「シャンデリア」。
オリジナルはマイセン初期の天才造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(1706-1775)によって、
5 年の歳月をかけて制作されました。
音楽を奏でる天使や小鳥たち、そして緻密に作られた花々の立体装飾。
それぞれのパーツを歪みなく焼成するには高い技術が必要で、現代のマイセンであっても制作には約2年かかり、
受注制作のみとなる非常に稀少価値の高い作品とされています。
18世紀の宮殿を照らした「白い金(白磁)」の輝きとともに、王侯貴族のざわめきが聞こえてくるようです。

シャンデリア
品番:79148/903580、高さ:約 100cm
18 世紀当時はろうそくを使って、空間に荘重な雰囲気を作り出していましたが、現在では LED ランプを取り付けているため、実際にご使用いただけます。




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