MEISSENメモ(82):
若きマイスター、マルティナ・スツェーアのご紹介
マイセンで絵付師として活躍している若きマイスター、マルティナ・スツェーアをご紹介します。
1986年、ドイツのチューリンゲン、シュライツに生まれ、
幼い頃より絵を描くことを得意としていました。
マイセンの絵付師と家族ぐるみの付き合いがあり、
それをきっかけに磁器絵付に大きな興味を
抱くようになりました。
2003年から2007年までマイセンの養成学校で
花絵付を学び、優秀な成績で卒業、
「現代的な花絵付」の部門で
キャリアをスタートしました。
その後専門を風景画や人物画へと変更し、
その精緻な絵付で高く評価されるようになりました。
現在では世界限定作品などのデザインも手掛けています。
*マイスターとは
ドイツには昔から「徒弟制度」があり、熟練の職人を「マイスター」として国家が認定するしくみがありますが、
マイセン製作所でいう「マイスター」は少々異なり、長年の修業と熟練、優秀さなどから
その腕前が上長に認められた場合に「マイスター」とされています。