MEISSENメモ(63):「果物」の絵柄のご紹介
「果物」の絵柄のご紹介をします。
「果物」の絵柄は、18世紀にマイセンが傾倒していたオランダ絵画の影響を強く受けて誕生しました。炎をくぐる焼物にみずみずしい果物を表現するのは至難の技です。絵付師は華やかな色彩を使い巧みにさまざまな「果物」を描き出します。この絵柄のマイスターはほんの数人しかいませんが、絵付部門の重要なジャンルの一つです。18~19世紀のヨーロッパにおいて、「シンボル(象徴)」が重要な意味をもっていました。果物画にもそれは顕著で、愛と知恵、実りと歓喜、永遠など幸福を願う思いが込められています。また絵柄にはメインとなる12種類の果物があり、どれをどのように描くかは絵付師にある程度自由に任されているため、厳密には「二つとない」ものといえるでしょう。
◆12種類の果物
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