MEISSENメモ(57):「チューリップ」がモチーフの作品のご紹介
「チューリップ」がモチーフの作品のご紹介
美しい自然に囲まれたマイセンには、植物の絵柄が数多くあります。今回は春の代表的な花、「チューリップ」がモチーフとなった作品をご紹介します。マイセンのさまざまなアーティストが描いた、趣きの異なる「チューリップ」をご覧ください。チューリップの花言葉は「真実の愛」、「博愛」です。また、チューリップにはこんな伝説があります。可憐で美しい少女が、三人の騎士にプロポーズされました。騎士たちは、それぞれの家宝の王冠、剣、黄金を少女に贈りました。誰一人断わることができない少女は苦悩の末、花の女神フローラに「私を一輪の花に変えてほしい」と願いました。女神は少女を思いやりその苦しみから救うため、「チューリップ」の花に変えたのでした。花は王冠、葉は剣、球根は黄金、を意味し、つぼみは少女の純潔を表しているのだそうです。
プラーク「フィンガーシトロンと黄金の花」
伝統を保ちながらモダンな作品を作ることに力を注いでいるアーティスト、グードルン・ガウベのデザインです。中央にフィンガーシトロン、周囲にチューリップが描かれています。下で顔をのぞかせているのはツバキの花です。(品番:U5249/63C048、サイズ:約35×35cm)
プラーク「チューリップ」
今年90歳となるハインツ・ヴェルナー教授によるデザイン。「生きる喜び」を創作テーマとするヴェルナー教授のデザインらしく、チューリップは生き生きとした色彩で生命感に溢れ、落ち着いた色合いの背景に対して、美しいコントラストをなしています。手前ははっきりと、奥はぼやかして描くことで遠近感が生まれ、平らなプラークに奥行きを感じさせます。(品番:9M226/932079A、プラーク本体サイズ:約30X20cm)
プラーク「フルーツとチューリップ」
現代マイセンの礎を築いた絵付師、フォルクマール・ブレッチュナイダーがデザインしたダイナミックな果物柄です。プラークからはみ出すばかりの勢いが斬新で、現代性を感じさせます。(品番:95M68/931003A、プラーク本体サイズ:約35×26.5cm)
飾皿「チューリップ」*世界限定100点
様式的な絵付や、マルコリーニ様式で描かれることの多いマイセンの「チューリップ」。この飾皿のように単色の濃淡で描かれることは極めて珍しく、新鮮な趣があります。片側にのみ、たっぷりとした筆致で描いたことでモダンな雰囲気も生まれています。(品番:54169/232884、径:約22.5cm)
プラーク「チューリップ」
プラークに描かれているのは、花びらの先端がフリル状になった西洋風のチューリップ。白からピンク色へのグラデーションが美しい絵柄です。(品番:53N32/04A030-3、サイズ:約22.5×22.5cm)
シリーズ「波の戯れ」から「ユーゲント」
現代マイセンのトップアーティスト、アンドレアス・ヘルテンがデザインしました。ユーゲントシュティール(ドイツ語でアール・ヌーヴォーの意味)の手法で描かれたモダンなチューリップです。(上・スーププレート、品番:614601/28488、径:約23.5cm、左・サラダボウル、品番:614601/28411、サイズ:約14.5cm、右・コーヒーカップ&ソーサー、品番:614601/28582、容量:約200ml)
*マイセンの製品は、全国主要百貨店 、昨年12月末にオープンした「マイセン リーガロイヤルショップ(大阪)」、そしてマイセン・オンラインショップでお求めいただけます。