新作「サマーナイト」誕生50周年記念コレクションをご紹介します。
「サマーナイト」シリーズは、現代マイセンの偉大なアーティスト、ハインツ・ヴェルナー教授が、
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」にインスピレーションを得て創作しました。
誕生以来高い人気を誇り、今年50周年を迎えます。
その記念として日本オリジナルデザインの限定作品や新作コレクションが作られました。
ヴェルナー教授は「生きる喜びの表現」を生涯のモットーとしていました。
「サマーナイト」は夏の夜の森に繰り広げられる妖精や動物たちの物語が生き生きと表現され、
また幻想的な朗らかさに満ちています。
まさにそのモットーを体現したものと言えるでしょう。
デジュネセット「サマーナイト」
トレーには妖精の王、オベロンと女王、ティターニアを、ポットには茶目っ気あふれる妖精のパックを描きました。
動物たちが夜の森の中で妖精たちを見守っているかのようです。
プラーク「サマーナイト」
白磁の美しさが際立つデザインが、現代マイセンの名作「サマーナイト」に新たな風を吹き込んでいます。
恋人たちの夢のような時間を繊細に描き出しました。
蝶付花瓶「サマーナイト」
人気のフォームに、「サマーナイト」を代表するティターニアとツェットルを絵付。背面には、立体的な蝶があしらわれています。
ボックス「サマーナイト」
「サマーナイト」を象徴する小花をピンク色で描き、
蓋の人形と本体の絵付が陽気な妖精たちの世界を表現しています。
インテリアディッシュ「サマーナイト」
妖精が蝶を見つめ話しかけているようなデザイン。小さく描かれた月が作品に奥行きを生み出しています。
インテリアディッシュ「サマーナイト」
妖精の吹く笛の音に蝶も引き寄せられてきたかのようなデザイン。夜の物語を象徴するように月が描かれています。
マグ「サマーナイト」
ガマズミの花のレリーフと「サマーナイト」を象徴する小花の共演が魅力的なマグ。
動物たちが夜の森の花畑を駆け回っているかのようなメルヘンチックな世界観が生まれています。
ハインツ・ヴェルナー教授
20世紀のマイセンを代表するアーティスト。マイセン近郊コスヴィヒ生まれ。1943年にマイセン製作所に入ったヴェルナーは、早くから動物や鳥の絵付で頭角をあらわし、1959年に「芸術の発展をめざすグループ」の設立メンバーとなり、多くの新しい作品や陶板画など磁器芸術に新境地をひらきました。「サマーナイト」をはじめ、「「アラビアンナイト」「ブルーオーキッド」など、メルヘン、幻想、自然の光と影、夢、それらを生命の充溢の中に描きあげました。
*「サマーナイト」誕生50周年記念コレクションは、
春より全国の主要百貨店で開催される「マイセン展」で順次ご覧いただけます。