マイセンのクリエイティヴディレクター、
オットー・ドレクスラーが
2018年にデザインした遊び心あるシリーズ。
「Face(フェイス)」の絵柄や、
「THIS IS MEISSEN」(ディス イズ マイセン)の
エスプレッソカップ&ソーサーです。
絵柄のダークブルーの色は、このデザインのために
特別に開発されたもので、
マイセン独自の手作業による転写技術で作られています。
皆さまにはマグでお馴染みのクラシカルなフォームと、
モダンな絵柄が新鮮な組み合わせです。
四角い取っ手が特徴的なマグの
このフォーム(型番号55810)には、長い歴史があります。
18世紀の半ば、ヨーロッパでは植民地などでの
遺跡発掘がブームとなり、
それはナポレオンのエジプト遠征の頃(1800年頃)まで続く
ひとつの流行でした。
その影響で古典的な様式や異国的なものが
盛んに作られるようになり、
マイセンも例外ではありませんでした。
1748年にイタリア・ナポリ近郊にあった
古代都市、ポンペイでも遺跡発掘が行われ、
その古代の出土品を手本に、マイセンでは1780年から
このフォームが作られるようになりました。
当時はカップ&ソーサーとして使用されていましたが、
今日ではカップのみの「マグ」として朝食時などに愛用されています。
古典的なフォームでありながらも使いやすさに人気があります。
MEISSEN 新作
MEISSEN 新作
スワンホワイト「グルメプレート」のご紹介
18世紀のヨーロッパ磁器芸術の頂点と言われる
「スワン」のサーヴィスセット。
オリジナルは2,000以上のピースから成り、
現在でもドイツのバロック芸術の
傑作とされています。
当時、ザクセンの財務大臣であった
ハインリヒ・フォン・ブリュール伯爵の注文により、
「水」をテーマに創作されました。
永遠の命の象徴とされる白鳥、サギ、貝や魚などが、
レリーフで繊細に美しく表現されています。
ブリュール伯爵によって任命された主任造形家であった
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは、
ヨハン・フリードリヒ・エベラインと
ヨハン・ゴットリープ・エーダーと共に、
1737年から1742年にかけて取り組み、
この豪華な造形デザインのサーヴィスセットを作り上げました。
アウグスト強王の宮廷から続く歴史的なこのコレクションは、
今日もエレガントに食卓を飾り
マイセンの伝統の大切な一部となっています。
このシリーズに、今回新しいアイテム「グルメプレート」が登場しました。
オーバルの変形タイプですので、テーブルシーンをエレガントに演出します。
また深さは2種類あり、スイーツやオードブルなどさまざまな料理にお使いいただけます。
スワン ホワイト「グルメプレート(ディープ)」
品番:000000/05490、サイズ:約29.5×26cm 高さ:約6cm
MEISSEN
バウハウス開校100周年記念
マイセン×カンディンスキー 「マグ」のご紹介
現代美術に大きな影響を与えたバウハウスの開校(1919年)100周年を記念し誕生したマグをご紹介いたします。
バウハウスで教師として造形の基礎理論や色彩論を教え、大きく貢献した
近代絵画の巨匠、ワシリー・カンディンスキーのデザインをマイセン磁器のマグに、
独自の手作業による転写技法を用いて再現しました。
夢のようなコラボレーションで生まれたマグで「おうち時間」をお楽しみください。
◆バウハウス(Bauhaus)
「バウハウス」は、ヴァイマル共和政期ドイツのヴァイマルに1919年に設立された、
工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校です。
世界で初めて「モダン」なデザインの枠組みを確立した美術学校として知られています。
ナチスにより1933年に閉校され、わずか14年間の存在でしたが、
その先進的な活動は、現代美術に大きな影響を与えました。
◆ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)(1866-1944)
ロシア出身の画家であり美術理論家、
そして抽象絵画の創始者とされています。
ドイツやフランスで活躍し、両国の国籍を取得しました。
「バウハウス」で1922年から教官となり、
閉鎖されるまで勤めました。
1941年にフランスがナチスによって占領されましたが、
彼はアメリカへの移住を拒否し、
パリ郊外に住みその生涯を終えました。