MEISSENメモ(23):マイセンの絵柄「夏の花」のご紹介

マイセンの絵柄「夏の花」のご紹介をします。
今回は、夏の花(絵柄番号:251810)をご紹介いたします。日本でもよく見かけるキンレンカ。種によってナスタチウムやノウゼンハレンとも言われるようです。この絵付は「自然主義的絵付」と言われ、多くの色を混ぜて描く高い技術が必要で、単色で描く花の絵柄番号:040110よりも価格が高い一因になっています。森に囲まれたマイセンの景色のアクセントとなる黄色やオレンジ色が夏の到来を知らせます。

MEISSENメモ(22):マイセン「動物彫像」のご紹介

マイセンの「動物彫像」のご紹介をします。
犬や猫、馬などと共に、マイセンには彫像「インドサイ」や花瓶「アフリカ」、限定作品「猿」像など、アフリカやインドに取材したものもあります。これは、マイセンの創始者、アウグスト強王の好奇心から生まれたと言ってよいでしょう。王はアフリカへ遠征隊を出して動物をドレスデンに集めたり、
版画や学術書から、見たこともない大きな動物の像を作らせたりしました。それが、マイセン磁器にエキゾチックな世界を築き、今日に至っています。


*「インドサイ」(商品番号78640/999982)。紀元80年、ローマ皇帝ティトゥスによって初めてヨーロッパにもたらされたインドサイ。その銅版画をもとに1732年、ヨハン・ゴットリープ・キルヒナーがマイセン磁器による大きなサイを作り上げました。2010年、マイセン磁器製作所はこの記念碑的作品を小さなサイズで発表しました。それはアルブレヒト・デューラーの有名な木版画の手本となり、1583年にはアブラハム・デ・ブルンが銅版画にしています。高さ:28cm
*花瓶「アフリカ」(商品番号51189/299384)。蓋上に猿を載せたユニークな花瓶。アウグスト強王は「アフリカ」という未知の大陸に大変興味をもち、遠征隊を派遣して珍しい動植物を集めました。この花瓶では、その独創的な絵付だけでなく、面を360度使っていることにも大きな特色があります。しかし、なんといっても目をひくのはユーモラスな猿の姿でしょう。果物を手に上を見上げるような仕草が、のどかで平和な森の光景を彷彿とさせます。高さ:43cm
*限定作品「猿」像(商品番号78583/900384)。ロココ様式の台座に座り、美味しそうな果物を食べようとしている猿。マイセンのアフリカシリーズにも同じような猿を見ることができます。異国の動物への興味から、アフリカへ遠征隊まで出させたというアウグスト強王のお膝元ならではのデザイン。真剣な表情が思わず微笑みを誘います。高さ:7cm

MEISSENメモ(21):マイセン「自然主義の絵付」のご紹介

マイセンの「自然主義の絵付」のご紹介をします。
「自然主義の花絵付」とは、写真の上段の柄番号030110や柄番号040110のように花をひとつの「パターン」(様式)で描くのではなく、自然をそのまま写し取り、繊細に描き出す絵付技法を指します。例えば写真下段の柄番号252510や柄番号25A061の作品です。瑞々しい果物、朝露を宿したバラの花など、最高度の技術を要する分野でマイセンの真骨頂と言っても過言ではありません。


*マイセンの製品は、マイセンオンラインショップ や、アマゾン「MEISSEN MANUFACTORY SINCE 1710 」
楽天市場「マイセン磁器日本総代理店」 、または、マイセン リーガロイヤルショップ全国主要百貨店 でお求めいただけます。





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