カップ&ソーサーのフォームのご紹介をします。
マイセンの古典的定番に、「型番号:00582」というカップ&ソーサーのフォームがあります。このフォームはカップとソーサーの容量(約220ml)がほぼ一緒であることでも知られています。18世紀、「白い金」と言われるほど高価であった磁器。カップにもソーサーにも飲物を入れて供したという説と、カップの熱い飲物をソーサーに移してから飲んだという説があり、マイセンではこの二つの説明をしています。、「型番号:00582」のソーサーには、「見込み線」と呼ばれるカップを置くための丸い線がないため、単独に使用することもできるという大きな利点があります。デザートに、果物にと何倍にも楽しめるマイセンのカップ&ソーサーです。
MEISSENメモ(25):古都マイセンの8月のご紹介
古都マイセンの8月のご紹介をします。
真夏のマイセンは、夜9時過ぎまで明るく、人々は家族や友人と戸外で短い夏を楽しみます。真昼の光が影を落とす晴れた日の夕方、あたりはがブルーに染まる瞬間があり、それをマイセンの絵付師たちは「青の時間」と言って大切に
しています。空気がきれいなマイセンならではのロマンティックなひととき。こうした環境もマイセンの作品に投影していると言えるでしょう。
MEISSENメモ(24):マイセンの「涼」を呼ぶ絵柄のご紹介
マイセンの「涼」を呼ぶ絵柄のご紹介をします。
◆「野の花」(柄番号:612701)
この簡素な柄を考案したのは、卓越したマイスターとして長く活躍し、何度も来日して実演を行ったヴォルフガング・ワックスです。余白を生かした絵付が爽やかでモダンな印象を与えます。
◆「スタイル」(柄番号:801001)
輝くような白磁の上に、伝統のブルーオニオン柄がモダンにアレンジされています。柄を省いたことによって、白と藍のコントラストが強調されました。夏にふさわしいデザインと言えるでしょう。