マイセンのプラーク部門の重鎮として活躍しているマイスター、シュテフェン・ミコシュをご紹介します。
Steffen Mikosch
鮮やかな色彩が作品の特徴で、
その美しさには定評があります。
彼は1980 年から 1984 年まで
マイセン磁器製作所養成学校で学び、優秀な成績で卒業。
その傑出した才能から
すでに1990 年に、プラーク部門に配属されました。
現代マイセンの偉大なアーティスト、
ハインツ・ヴェルナー教授や
トップアーティスト、ホルスト・ブレッチュナイダーの
もとで研鑽を積み、
1998 年からはオリジナルデザインを手掛けるようになり、
ユニカート作品も制作しています。
*ユニカート作品とは、アトリエで創作者の手で絵付が
施される一点物のことで、この世に一つしかたなく
再び作られることも一切ありません。
ハインツ・ヴェルナー教授(1928-2019)
20世紀のマイセンを代表する偉大なアーティスト。
ハインツ・ヴェルナー教授が創作テーマとする「生きる喜び」が描かれた
デッサン・絵画集(和訳付き)を「マイセンオンラインショップ」で
お求めいただけます。
>>マイセンオンラインショップ
ブレッチュナイダー
Horst Bretschneider
ホルスト・ブレッチュナイダー(1952-)
マイセンのトップアーティスト。
2016年に来日した折に、ホルスト・ブレッチュナイダー氏に行った
ショートインタビューを「マイセンサイト」でご覧いただけます。
>>マイセンサイト
シュテフェン・ミコシュ ユニカート作品
プラーク「庭園のクジャク」
シュテフェン・ミコシュ
ユニカート作品
まず目に飛び込んでくるのは庭園の
中央に描かれた色とりどりの花。
その手前の池のほとりにカワセミと
クジャクが佇んでいます。
甲高い鳴き声のクジャクは
昔から貴族の邸宅の警備に飼われ、
百の「目」を持つその羽によって
ギリシア神話では「全知全能」、
ロココ様式の時代には愛の秘密を
垣間見る者とされました。
ミコシュが描く幻想的な光景です。
(品番:U5533/630090、
サイズ:約43×30cm)
プラーク「月夜のアルブレヒト城」
シュテフェン・ミコシュ デザイン
真夏のマイセンは、
夜9時過ぎまで明るく
人々は家族や友人と戸外で
短い夏を楽しみます。
真昼の光が影を落とす
晴れた日の夕方はあたりが
ブルーに染まる瞬間があり、
それをマイセンの絵付師たちは
「青の時間」と言って
大切にしています。
空気がきれいなマイセンならではの
ロマンティックなひとときです。
美しい色彩で定評のある
ミコシュならではのデザインです。
(品番:9M506/934055、
サイズ:約27×27cm)
限定15点
花瓶「花園」」
シュテフェン・ミコシュ デザイン
限定15点
美しい青空を背景に、
色鮮やかなポピーやマーガレットが
生き生きと咲き乱れています。
小さな花瓶に広々とした
草原の世界を表現し、
金彩を豊かに施して
全体を引き締めています。
華やかな色使いが魅力的な
ミコシュの新作です。
(品番:50531/932290、
高さ:約18cm)
MEISSENメモ(81):
MEISSENメモ(80):マイセンの「リモージュ風絵付」のご紹介
マイセンの「リモージュ風絵付」をご紹介します。
白い顔料を薄く塗り重ねてモチーフを描いていく「リモージュ風絵付」。
フランスで生まれマイセンで花開いた技法で、限られた絵付師にしか使いこなせない
非常に高い技術を必要とするものです。
元は金属をエナメルで装飾する時に用いられていたもので、
絵付師はこの技法を用いて見事に不思議な半透明の絵付を生み出しました。
白い顔料が施釉された黒や深い青色の磁器の上に一層ごとに描かれ、
層の厚さに応じて絵付は半透明に見えたりします。
そして魅力的な立体感が生まれます。
1893年にシカゴ万博へ出展するために「宝石箱」という作品が作られ、
1999年にそのレプリカを制作するときに、初めてこの絵付技法が使われました。
絵付師にとって特別な挑戦でしたが、新たな完璧な作品を作り出したのです。
卵型ボックス「楽を奏でる妖精」
品番:52774/27A184、高さ:約16.5cm
1850年頃に生まれた愛らしい脚付の卵型ボックスに、横笛を吹く妖精を描いた作品。
珍しい黒の地色に「リモージュ風絵付」で、
草花や妖精の羽を繊細に描き分けました。
ボックス「ハチドリ」リモージュ風絵付
品番:52088/261574、径:約10cm
「リモージュ風絵付」のボックスにプラチナでアクセントをつけ、シックでエレガントに仕上げました。
花瓶「フローラと天使」リモージュ風絵付
品番:51232/273884、高さ:31cm
「リモージュ風絵付」が施されています。
花瓶の前面には花と若さの象徴である女神フローラ、
そして後面には音楽を奏でる天使が繊細極まりないタッチで描かれ、
光と影の戯れによって趣豊かな陰影が生まれました。
MEISSENメモ(79):招福のシンボル「フクロウ」のご紹介
招福のシンボル「フクロウ」をご紹介します。
フクロウは、ヨーロッパでは知恵の女神ミネルヴァの遣いとして知られており、彫像やプラーク、ペンダントなど
マイセンでも数多くのアイテムが作られています。
ちなみに「フクロウ」と「ミミズク」はどちらも同じフクロウ科の鳥ですが、
頭に耳のような羽角(羽毛の束)のある種類が「ミミズク」とよばれています。
お祝いの贈物やおもてなしの席にマイセンの「フクロウ」を飾ってはいかがでしょうか。
マグ「ワシミミズク」(品番:55810/79A413,容量:約310ml)
ペンダント「ノーブルスキャタードフラワー」(フル)(品番:MPJ20FAB3305、高さ:3.8cm)
ペンダント「ノーブルスキャタードフラワー」(ハーフ)(品番:MPJ20FAB2305、高さ:約3.4cm)
ペンダント「モトリー」(フル)(品番:MPJ20FAM3305、高さ:約3.8cm)
ペンダント「モトリー」(ハーフ)(品番:MPJ20FAM2305、高さ:約3.4cm)
ペア彫像「フクロウ」(品番:81844/81845/KSN/2P、高さ:約10cm)
彫像「フクロウ」(品番:77435/900100、高さ:約16cm)
彫像「フクロウ」(品番:77438/900100、高さ:約17cm)
彫像「フクロウ」(品番:77381/900100、高さ:約16.5cm)
装飾花瓶「フクロウ」(品番:50926/719391、高さ:約30cm)
装飾花瓶「月明かりのフクロウ」(品番:81640/900300、高さ:約22cm)
額装プラーク「フクロウ」(品番:77436/900100A、額装サイズ:約51×45cm)