MEISSEN マイセン:マイセンが描くヨーロッパの名画のご紹介

マイセンが描くヨーロッパの名画をご紹介します。

 
マイセンの「絵画的絵付」の歴史は古く、1753年に「磁板の上に絵を描く」ことから始まり、
絵付師たちはオランダやイタリアの名画の模写でその手腕を発揮していました。
その後現在の「プラーク」(陶板画)となり、大きなジャンルとして発展してきました。
今回ヨーロッパの名画にインスピレーションを得て、その広がりから斬新な作品が生まれました。
フェルメールやゴッホの名画に、現代マイセンを代表する図案
「アラビアンナイト」や「サマーナイト」が描き加えられた日本オリジナル作品です。
 
ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer(1632-1675)
見る人の目を捉えて離さない光と影の描写―。17世紀のオランダの暮らしを垣間見るような静かなその画風―。
寡作であったことから、遺された絵画は一つひとつがこの上なく貴重なものとして世界中で高い評価を得ています。
 
 



額装プラーク「窓辺で手紙を読む少女(フェルメール)」
日本オリジナル作品*限定25点*
マイセン磁器の生みの親、アウグスト強王のツヴィンガー宮殿(ドレスデン)には
息子のアウグストⅢ世が収集した名画のための「絵画館」があります。
「窓辺で手紙を読む少女」は、まさにドレスデンの至宝。
近年の修復で、後世消されていた天使の絵が出現しました。
本作品ではそこに現代マイセンを象徴する「アラビアンナイト」の図案が描かれています。
品番:96013/930113A、額装サイズ:約61×60.5cm
 



額装プラーク「真珠の耳飾りの少女(フェルメール)」
日本オリジナル作品*限定25点*
時を超えてこちらを見つめる美しい瞳とその表情が、磁器の上に見事に再現されています。
技法を尽くして黒い地色から浮かび上がる少女と小花を描きました。
品番:96013/930114A、額装サイズ:約61×60.5cm
 
 
フィンセント・ファン・ゴッホ Vincent van Gogh 1853-1890)
フェルメールとは異なり同じオランダでも、ゴッホは37年という短い人生に数えきれないほどの作品を描きました。
初期から晩年まで、その画風の変化も注目されています。
生活に困窮し、社会から疎外されたゴッホを南仏の明るい太陽が癒し、特に晩年、色鮮やかな作品が生まれました。
 
 



額装プラーク「夜のカフェテラス(ゴッホ)」
日本オリジナル作品*限定25点*
南フランス、アルルの夜のカフェテラス。ゴッホ独特の青と黄色で描き、
そこに「アラビアンナイト」シリーズの「空飛ぶ絨毯」を加えました。
ロマンチックな夜の光景が「アラビアンナイト」の世界と融け合っています。
品番:96013/930112A、額装サイズ:約60.5×60cm
 



額装プラーク「星月夜(ゴッホ)」
日本オリジナル作品*限定25点*
独特のタッチが印象的なゴッホ代表作のひとつ「星月夜」。
渦巻く夜の空に描かれた月と星のきらめき。そして黒々と立つ糸杉。
マイセンはそこに、シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」をもとにした
現代マイセンの名作「サマーナイト」のシーンを加えました。
品番:96228/930111A、額装サイズ:約51.5×60cm

MEISSEN マイセン:新しい発想で作り出した
彫像「見ざる、聞かざる、言わざる」のご紹介

新しい発想で作り出した彫像「見ざる、聞かざる、言わざる」をご紹介します。

 

彫像「見ざる、聞かざる、言わざる」
上から、コビトキツネザル、マンドリル、ゴリラ

次代のマイセンを担う造形家、マリア・ヴァルターによる
新しい発想で生み出された三猿の彫像をご紹介します。
東洋の三猿に出会ったヴァルターは、今までの表現とは違い、
異なる種類の猿を縦に積み上げて互いの目や耳をふさがせました。
これには既存の「悪を見ざる、聞かざる、言わざる」ではなく、
確実に「見て、聞いて、行動しよう」というヴァルターのメッセージが
込められています。
見ることができないため、進む道がわからずしゃがんでいるゴリラ。
聞くことができないため、何も伝えられないマンドリル。
そして一番上のコビトキツネザルは、大きな目で全てを見て、
自分が事を難しくしてしまったために、手で口を押さえ黙っています。
これらのユニークな相互作用がこの彫像に新鮮な印象を与えています。
彫像「見ざる、聞かざる、言わざる」*世界限定25点*
品番:78327/900384、高さ:約41cm



マンドリルに目をふさがれて動けないゴリラと、コビトキツネザルに耳をふさがれて何も聞こえなりマンドリル。



足でマンドリルの耳をふさぐコビトキツネザル。そして自分が事を難しくしてしてしまった事を見て口ふさいでいます。




マリア・ヴァルター/Maria Walther
造形の名手、マリア・ヴァルター。1988年生まれ。
ヴァルターは、サービス造形職業専門学校で学んだ後、
モードファッションの裁縫師になるための教育を受けました。
その後デザインへの情熱に気付き、バイエルン州へ向かい職業専門学校や
製品デザイン専門学校で教育を受け、製品デザイナーの州の資格を取得しました。
自動車産業で経験を積んだ後、2013年にマイセン磁器製作所に入った異色の存在で
トップアーティスト、ヨルク・ダニエルチュクの門下生となりました。


日光東照宮の三猿。伝統的な「悪を見ざる、聞かざる、言わざる」を表現しています。


MEISSEN マイセン:ベトガー炻器に絵付が施された
珍しい作品のご紹介

ベトガー炻器に絵付が施された珍しい作品をご紹介します。

 

白磁が生まれる前の焼物、ベトガー炻器に絵付が施された珍しい作品、
ライオンの仮面「エキゾチック」とゲラダヒヒの仮面「エキゾチック」を
ご紹介します。
ベトガー炻器に描ける上絵顔料は限られているため、
絵付は非常に困難とされています。
本作品は花絵付のマイスター、カトリン・ゲッツラフがデザインし、
試行錯誤で色合いを研究し完成させました。
主にアフリカ大陸に生息する雌の「ライオン」と稀少な大猿「ゲラダヒヒ」の顔に
密林の花や葉を描きました。
野趣豊かな赤茶色のベトガー炻器に独特のエレガンスが生まれ
印象的な作品となりました。
仮面のフォームのオリジナルは20世紀初頭のマイセンを牽引した造形家、マックス・エッサーが1920年代に制作したもので、
当時その見事な造形美が大変な話題となりました。
左:ライオンの仮面「エキゾチック」、右:ゲラダヒヒの仮面「エキゾチック」



カトリン・ゲッツラフ 
Katrin Getzlaff

1969年マイセン生まれ。
1986年、マイセン磁器製作所付属養成学校に入学し、1990年に卒業(花絵付)。
卓越したその技術によって2009年から自然主義の花絵付を中心に作品の幅を広げ、
多くの世界限定作品を手掛けて今に至っています。


ライオンの仮面「エキゾチック」*世界限定25点*(品番:86007/236484、サイズ:約29×33cm)

ゲラダヒヒの仮面「エキゾチック」*世界限定25点*(品番:86001/236384、サイズ:約42×54cm)




マックス・エッサー
Max Esser

(1885-1943)
造形家。ベルリンで学び、
マイセンとは契約によって自由な制作活動を行っていたした。
ベトガー炻器による動物彫像は特に有名です。
彫像「カワウソ」で、1937年パリ万国博覧会でグランプリを受賞。
 
 
 


※ベトガー炻器
マイセンの創始者、アウグスト強王の命を受け、錬金術師、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーによって、
ヨーロッパ初の白磁を発明するのに先立って作り出されたのが赤茶色の焼物でした。
それは炻器といい、その記念碑的な価値から「ベトガー炻器」という名称で呼ばれています。
炻器は膠塊粘土(こうかいねんど)と呼ばれる鉄を含んだ茶褐色の土で作られています。
白磁の焼成の成功以降は次第に顧みられなくなりましたが、二十世紀に入ると、彫塑(ちょうそ)に適した特性が見直され、
再び動物彫像など多くの作品がこの製法で作られるようになりました。


*マイセンの製品は、マイセンオンラインショップ や、アマゾン「MEISSEN MANUFACTORY SINCE 1710 」
楽天市場「マイセン磁器日本総代理店」 、または、マイセン リーガロイヤルショップ全国主要百貨店 でお求めいただけます。





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