広く親しまれている童話をモチーフにした「メルヘンプラーク」に新シリーズが誕生しました。
「メルヘンプラーク」は、物語を象徴するワンシーンを手びねりで立体的に表現した
可愛らしいプラークとして人気があります。
この立体的に作られたプラークは高度な技法を要し、マイセンの技術力と芸術性がうかがえる逸品です。
今回の新シリーズは、2020年から4年間毎年1作品ずつお求めいただけます。
第1作目は「星の王子さま」。
フランスの飛行士・小説家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作で、
哲学的な示唆に富んだ大人のメルヘンと言えます。
著者が描いた原作の挿絵がもつ素朴な雰囲気はそのままに、
王子とバラの会話が聞こえてきそうな味わいのあるプラークに仕上げられています。
あらすじ
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」*
故郷の星で大切にしていたバラと喧嘩をした王子は旅に出て、地球へと降り立ちます。
キツネとの会話を通して、彼は自分にとって“大切なもの”が何であるのか、
そしてそれが“目に見えない”ということに気づかされます。
愛するバラのもとへと帰るため、王子はヘビに噛まれ、故郷へと旅立つのでした…
(*出典:「星の王子さま」岩波書店、内藤濯訳より)
MEISSEN 新作
MEISSEN 新作
エスプレッソカップ&ソーサー「Face」のご紹介
マイセンのクリエイティヴディレクター、
オットー・ドレクスラーが
2018年にデザインした遊び心あるシリーズ。
「Face(フェイス)」の絵柄や、
「THIS IS MEISSEN」(ディス イズ マイセン)の
エスプレッソカップ&ソーサーです。
絵柄のダークブルーの色は、このデザインのために
特別に開発されたもので、
マイセン独自の手作業による転写技術で作られています。
皆さまにはマグでお馴染みのクラシカルなフォームと、
モダンな絵柄が新鮮な組み合わせです。
四角い取っ手が特徴的なマグの
このフォーム(型番号55810)には、長い歴史があります。
18世紀の半ば、ヨーロッパでは植民地などでの
遺跡発掘がブームとなり、
それはナポレオンのエジプト遠征の頃(1800年頃)まで続く
ひとつの流行でした。
その影響で古典的な様式や異国的なものが
盛んに作られるようになり、
マイセンも例外ではありませんでした。
1748年にイタリア・ナポリ近郊にあった
古代都市、ポンペイでも遺跡発掘が行われ、
その古代の出土品を手本に、マイセンでは1780年から
このフォームが作られるようになりました。
当時はカップ&ソーサーとして使用されていましたが、
今日ではカップのみの「マグ」として朝食時などに愛用されています。
古典的なフォームでありながらも使いやすさに人気があります。
MEISSEN 新作
スワンホワイト「グルメプレート」のご紹介
18世紀のヨーロッパ磁器芸術の頂点と言われる
「スワン」のサーヴィスセット。
オリジナルは2,000以上のピースから成り、
現在でもドイツのバロック芸術の
傑作とされています。
当時、ザクセンの財務大臣であった
ハインリヒ・フォン・ブリュール伯爵の注文により、
「水」をテーマに創作されました。
永遠の命の象徴とされる白鳥、サギ、貝や魚などが、
レリーフで繊細に美しく表現されています。
ブリュール伯爵によって任命された主任造形家であった
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは、
ヨハン・フリードリヒ・エベラインと
ヨハン・ゴットリープ・エーダーと共に、
1737年から1742年にかけて取り組み、
この豪華な造形デザインのサーヴィスセットを作り上げました。
アウグスト強王の宮廷から続く歴史的なこのコレクションは、
今日もエレガントに食卓を飾り
マイセンの伝統の大切な一部となっています。
このシリーズに、今回新しいアイテム「グルメプレート」が登場しました。
オーバルの変形タイプですので、テーブルシーンをエレガントに演出します。
また深さは2種類あり、スイーツやオードブルなどさまざまな料理にお使いいただけます。
スワン ホワイト「グルメプレート(ディープ)」
品番:000000/05490、サイズ:約29.5×26cm 高さ:約6cm