出版社名:淡交社
2019年3月28日発売号
なごみウェブサイト
『なごみ』は、茶道や日本文化愛好者に
「茶のあるくらし」を提案している月刊誌です。
29~33ページの「見立て道具をお買い物」の
31ページにて「茶巾筒」として
マイセングラス「バッカス ロゼット」の
リキュールタンブラーが紹介されました。
*バッカス ロゼット
マイセングラス「バッカス ロゼット」は、
国立マイセン磁器製作所と
ドイツのガラスウェアブランド「テレジアンタール社」が
コラボレートしたシリーズです。
マイセン磁器とテーブルコーディネートするためのアイテムとして
誕生しました。
「バッカス」とはローマ神話に登場する「ブドウ酒の神様」のこと。
19世紀の歴史主義様式を代表する古典的なフォーム、
そこに施された「ロゼット」(バラの形の装飾)とリボン、
そして脚のないデザインが特徴です。
この「ロゼット」や脚のないデザインの源は、
中世の時代の「レーマーグラス」です。
グラスのフット・プレートにはコラボレートの証として、
「マイセン」の双剣マークと「テレジアンタール」の王冠マークが
刻まれています。
カラーは、クリア、ピンク、ライトグリーン、アンバー、ブルーの5色あり、
アイテムは、ワイングラス、タンブラー、ボウルなど7種類あります。
また「レーマーグラス」とは、一般的に太いステムと卵型や樽型のカップ部分からなる
ワイングラスを意味します。
特徴的なステム部分の突起状の飾りは、中世の頃、ナイフとフォークを使用する習慣ができる前に、
食べ物をつかんだ油だらけの手でグラスを持っても滑らない工夫として施されたといわれています。