MEISSENメモ(21):マイセン「自然主義の絵付」のご紹介

マイセンの「自然主義の絵付」のご紹介をします。
「自然主義の花絵付」とは、写真の上段の柄番号030110や柄番号040110のように花をひとつの「パターン」(様式)で描くのではなく、自然をそのまま写し取り、繊細に描き出す絵付技法を指します。例えば写真下段の柄番号252510や柄番号25A061の作品です。瑞々しい果物、朝露を宿したバラの花など、最高度の技術を要する分野でマイセンの真骨頂と言っても過言ではありません。

MEISSENメモ(20):マイセン世界限定作品「胡桃のつまみ付きボックス」のご紹介

マイセンの世界限定作品「胡桃のつまみ付きボックス」のご紹介します。

「胡桃のつまみ付きボックス」

昔のスケッチ画から、花絵付部門マイスター、ホルガー・シルがデザインをおこしました。蓋の取っ手をウォールナッツで作り、野菜と果物の絵付を組み合わせた非常に珍しい作品です。18世紀の手法を取り入れ、果物に影をつけて描いているところにも特色があります。  
・商品番号52116/212584
・世界限定100点
・高さ:13.5cm、径:18.5cm

MEISSENメモ(18):マイセンの世界限定作品 ティーキャディー「ルイ14世のモチーフ」のご紹介

マイセンの世界限定作品 ティーキャディー「ルイ14世のモチーフ」のご紹介します。

ティーキャディー「ルイ14世のモチーフ」

壮麗なイメージのルイ14世(1638-1715)は、芸術と科学を奨励したことでも知られています。その治世のもとで、17世紀のフランス文化は花開きました。外交政策を広げることでフランスの国力は増大しました。四歳にして即位させられたこの絶対君主は、その紋章に太陽を選びました。太陽のように、宇宙の中心に立とうとしたのです。1715年9月1日に、この「太陽王」はヴェルサイユで世を去りました。没後300年を記念して、マイセンはルイ14世に小さな記念作品を捧げます。人物や、狩り、そして風景が細密に描かれ、過去が生き生きと甦ります。前面には馬上の太陽王と将軍たち、そして何か知らせを届けにきた使いの者。裏面にはヴェルサイユ宮殿の庭園にあるアポロの泉。右面には君主のポートレートとサイン、左にはヴェルサイユの正門から太陽のシンボルと「太陽王」という文字。蓋は王の青で覆われ、ルイ14世の貴族の出自を証明するブルボン家の金のユリが見られます。それは王冠のようにこの器の頂にあり、全体を統合しています。現代の日常に輝きを放つ小さな逸品です。(世界限定25点)


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